kazz_TSD_v2.jsx

AfterEffectsでTexture Space Diffusionっぽい効果を追加するスクリプトです。

・適用前

Maxの標準マテリアルでレンダリングしたものです。




・適用後

スクリプトで出来た素材を追加したものです。



顎の下あたりが分かりやすいですが、陰に色味が入って内部拡散反射っぽい効果が出てると思います。


・使い方

・まず肌部分だけ抜き出した素材を作ります。

MultiMatteElementなどで肌部分だけのマスクを作って取り出すといいでしょう。
スペキュラを取り除きます。スペキュラ素材を吐き出して差(クラシック)等で重ねてスペキュラを取り除きます。



これで出来た素材コンポを仮に"skin_base"とします。




ちなみにスペキュラを取り除くのは必須ではありません。

スペキュラ有りのまま適用した場合



個人的にスペキュラはスペキュラで別にコントロールしたので除去しています。


・新しいコンポ"skin_TSD"を作り、先ほど作った肌だけの素材"skin_base"を入れます。



レイヤー"skin_base"を選択した状態でスクリプト"kazz_TSD_v2.jsx"を実行します。

実行すると以下のようなレイヤーが生成されます。



そしてこのような素材が出来ます。



調整レイヤー"Blur_control"のスライダを使ってブラーの量を調整できます。デフォルトは7です。
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適用する素材に合わせて調整してください。


・出来た素材"skin_TSD"を比較(明)で重ねます。



ブラーがかかっていてそのままでははみ出すので、肌部分用のマスクを使って余分な部分を切り落とします。

あとはレイヤーの不透明度を調整していい感じにしてください。
SSSが無い素材だと50〜60%、VRayFastSSS2を使ってる素材だと30〜40%ぐらいでしょうか。

以上です。


元となっているのはNVIDIAのAdvanced_Skinです。
http://developer.download.nvidia.com/presentations/2007/gdc/Advanced_Skin.pdf